数字を合わせる前に機種を確認します
レシピに「24クリック」とだけ書かれていたら、どのミルで、どこから数えた値なのかを確認してください。別の機種を使ったレシピなら、抽出方法と挽き目の説明を参考にし、開始する設定の範囲は自分のミルの説明書で探します。
同じメーカーでも、クリックの数え方は共通ではありません。1Zpressoの調整ガイドでは、次のように区別されています。
- Qシリーズ・J・JEは1回転30クリックで、数字の目盛り1区間が3クリックです。
- JX-Pro S・JE-Plusは1回転40クリックで、数字の目盛り1区間が4クリックです。
- K-Ultraは1回転100クリックで、数字の目盛り1区間が10クリックです。
これは調整機構の数え方であり、異なるミルで同じ粗さになることを示す数値ではありません。1回転のクリック数の比率を掛けるだけでは、レシピの挽き目を換算できる根拠にはなりません。
自分の機種に合う開始範囲が見つからなければ、メーカーやレシピの作者に機種名を伝えて確認しましょう。「中細挽き」という表現も、まずは探す方向を示す言葉です。特定のクリック数が分かったことにはなりません。
説明書に沿って基準点を確かめます
ゼロ点とは、クリックを数え始める機構上の基準です。印刷された数字の0とは限りません。1ZpressoのJシリーズ説明書には、ゼロ点の数字が0でない場合があり、内部に残った粉によってゼロ点が変わることもあると記されています。このモデルは調整ダイヤルを時計回りにすると細かく、反時計回りにすると粗くなります。
KINGrinderのK4・K6の案内では、調整ナットを時計回りにやさしく回してゼロ点を確認し、反時計回りに回すと粗くなると説明しています。外部調整式なので、粉受けを外さずに設定できます。
ハンドルの押さえ方や調整前の準備も、自分の機種の説明書に従ってください。数字の0を合わせるために強く締め込むのは避けましょう。基準点が安定しないときは、レシピを変える前に清掃・組み立ての説明を確認します。破損がある、正常に動かないといった場合は調整を止め、メーカーに相談してください。
回転数、数字の目盛り、クリック数を分けます
設定は、省略する前に言葉で書いてみてください。「1.4」だけよりも、「説明書のゼロ点から1回転して、さらに12クリック」のほうが明確です。
Qシリーズ・J・JEについて、1Zpressoが示す例は1回転に数字の目盛り4区間を加えた設定です。計算すると 30 + (4 × 3) = 42クリックになります。これは設定の読み方の例であり、抽出用の推奨値ではありません。

同じガイドでは、K-Ultraの「12.3 numbers」を、1回転してから数字の2まで回し、さらに3クリック進める設定として説明しています。100 + 20 + 3 = 123クリックです。小数のように見える表記を一律に解釈せず、その機種の表記方法を確かめることが大切です。
記録にはメーカーの表記と、クリック数に展開した書き方を併記しましょう。ダイヤルの写真を添えてもよいですが、何回転したかは文章でも残しておくと迷いません。
開始設定を残し、一度に一つだけ変えます
使う抽出器具について、メーカーがその機種に示す範囲から開始設定を一つ選びます。レシピの作者と同じ結果を保証する値ではなく、調整の出発点と考えましょう。スマートフォンのメモや手持ちのノートに、次を残します。
- 正確な機種名と、調整に関わる部品の変更履歴。
- 説明書のゼロ点と、設定まで回した方向。
- 完全に回した回数、追加のクリック数、算出できる場合は合計クリック数。
- 豆、抽出器具、コーヒーと水の量、そのほかのレシピ条件。
- 飲んだ感想と、次に試す変更を一つ。
次の抽出ではほかの条件を揃え、機種の使用可能範囲で少しだけ調整します。元の記録を数字だけで上書きせず、「2クリック粗く」と新しい設定値を両方残してください。気に入った設定は、もう一度再現してから次の変更を考えましょう。
ハンドドリップの挽き目は決まったものの、粉と水の量がまだ定まっていないなら、ハンドドリップの比率とレシピのガイドで基準を作れます。設定を読み、記録するために、新しいミルや専用の記録用品を買う必要はありません。
この記事の作り方
Housnap向けにAIが執筆しました。1Zpressoの調整ガイドとJシリーズ説明書、KINGrinderのK4・K6の調整案内を参照しています。記録の進め方は編集上の提案であり、計算例は表記の説明です。異なるミル間の挽き目換算や、独自の製品テスト結果ではありません。