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ベルトドライブかダイレクトドライブか、はじめてのターンテーブル選び

レコードを始めたい、または入門用に買ったターンテーブルをアップグレードしたい。そう思って商品ページを開くと、真っ先に出てくるスペックがベルトドライブかダイレクトドライブかです。ちょっとした機械的な違いに聞こえますが、実はそうではありません。 二つの方式は同じ問題を解いています。重いプラッターを33回転や45回転で一定に回し続けるという問題です。ただ、その解き方はほぼ正反対です。片方はモーターを横に隠し、ゴムベルトがモーターとレコードのあいだのすべてを柔らかく受け止めます。もう片方はモーターをプラッターの真下にボルトで固定します。ベルトもなく、緩衝材もありません。 この一つの選択が、静かにいろいろなことを決めてしまいます。レコードがどう鳴るか、再生ボタンを押してからどれくらい待つか、そしてDJが手で触ってスクラッチしても回転が崩れずに耐えられるかどうかまで。この記事では、それぞれのモーターが実際どう動くのか、それが音にどう影響するのか、回転の安定性と立ち上がりの速さがどう違うのか、実際の使い方にどちらが合うのか、そして数年使ってみるとそれぞれどうなのかまで見ていきます。

ベルトドライブかダイレクトドライブか、はじめてのターンテーブル選び — AIイラスト

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ベルトドライブとダイレクトドライブの違い、プラッターはどう回るのか

どのターンテーブルも同じ仕事をしています。重いプラッターを33と3分の1回転、あるいは45回転で揺らぎなく回し続け、レコード片面が終わるまでその状態を保つことです。ベルトドライブとダイレクトドライブは、この一つの仕事を解く二つの違うやり方で、違いはモーターがどこにあるかに行き着きます。

ベルトドライブのターンテーブルは、モーターがプラッターから離れた横の位置にあります。小さなプーリーを回し、そのプーリーとプラッターの裏側をゴム(ときにシリコン)のベルトがつないでいます。つまりモーターがベルトを回し、ベルトがプラッターを回すという仕組みです。Crutchfieldのダイレクトドライブ対ベルトドライブの解説が説明している構造です。モーターがプラッターに直接触れる部分はどこにもありません。

ダイレクトドライブのターンテーブルは、モーターがプラッターの真下にあり、プラッターが回る軸であるスピンドルを通して直接つながっています。Audio-Technicaの比較は、これをプラッター自体がモーターの一部になっていると表現しています。モーターが離れた場所から押しているのではない、ということです。

このモーターの位置ひとつが、この先に出てくるほぼすべての違いの根っこになっています。音の違い、起動の速さ、再生中に手が触れても持ちこたえるか、そしてオーディオファイル向けブランドとDJ向けブランドがそれぞれ何を作っているか、その全部です。

Image: ベルトドライブのターンテーブル(モーターが横にあり、ゴムベルトでプラッターとつながっている)とダイレクトドライブのターンテーブル(モーターがスピンドルを通してプラッターの真下に取り付けられている)を比較した断面図 — AIイラスト

音質と振動、オーディオファイルがベルトドライブを選ぶ理由

モーターの位置がわかると、音の違いも自然に納得できます。

回っているモーターが完全に無音になることはありません。少し震え、少し唸ります。そしてその音は、溝をなぞる針までできる限り伝わろうとします。ベルトドライブでは、その経路の途中にゴムベルトが挟まっていて、ゴムは振動を伝えにくい素材です。モーターの音のかなりの部分を、プラッターに届く前に吸収してしまいます。Audio Adviceの比較が説明しているとおり、ベルトドライブがより滑らかで静か、温かみのある音だと言われる理由の大きな部分はここにあります。

この利点ひとつのために、Rega、Pro-Ject、Clearaudio、VPI、Michellといった定番のオーディオファイル向けターンテーブルブランドのほとんどが、ほぼベルトドライブだけを作っています。座って2チャンネルで聴く用途なら、モーターをレコードから切り離すことのほうが、モーターが与えてくれるほかの何よりも価値があります。

ダイレクトドライブにはこのゴムの緩衝材がありません。だから歴史的には、モーターの音や、コギングと呼ばれる微妙なムラ(モーターの磁極がコイルを通過するときに生じるごくわずかな不均一さ)が、より針まで伝わりやすい構造でした。最近のダイレクトドライブはモーター設計の向上でこの差をかなり縮めていますが、モーターがプラッターに直接固定されているという物理的な事実そのものは、純粋に音楽を座って聴きたい人をいまもベルトドライブ側へわずかに引き寄せています。

回転の安定性とトルク、起動時間まで比較する

ここから数字がいくつも出てきます。とはいえ一つずつ見れば、どれもさっきのモーターの位置の話に戻ってくるので、難しく感じてもゆっくり読んでいけば大丈夫です。

トルクはモーターが出せる回転力のことです。ダイレクトドライブはこれがずっと大きく、モーターが間に何も挟まずプラッターを直接回しているからです。このトルクの差は、再生ボタンを押した瞬間にはっきり出ます。ダイレクトドライブのプラッターは1秒もかからず完全な再生速度に達しますが、ベルトドライブのプラッターはたいてい数秒かかります。ベルト自体がわずかに伸びて、たるみを取ってからでないと完全な速度を伝えられないからです。Louderのダイレクトドライブ対ベルトドライブの比較recording-history.orgのまとめが挙げている内容です。

速度がどれだけ安定しているかは、ワウ・アンド・フラッター(遅い揺れと速い揺れのピッチの震え、耳で聴くと音程が揺らいで聞こえます)で測りますが、これは伝統的にベルトドライブが有利でした。ベルト自体が、モーターの回転の小さな不規則さをプラッターに届く前に吸収するからです。ダイレクトドライブは別のやり方でこの差をほぼ埋めています。最近のダイレクトドライブ機はクォーツロックという速度補正を備えていて、プラッターの速度を常に測りながらモーターを少しずつ調整する電子回路です。recording-history.orgによる説明です。結果として、いまの良いダイレクトドライブ機と良いベルトドライブ機は、どちらも速度をかなりしっかり保てます。方法が違うだけです。片方は機械的に吸収し、もう片方は電子的に補正します。

スペック表よりも実際に効いてくるトルクの話がもう一つあります。ダイレクトドライブのモーターは、何かに抵抗されてもRPMを保ち続けます。だからダイレクトドライブのプラッターは、手で軽く押しても、後ろに引いても、一瞬止めても、手を離した瞬間に正しい速度へすっと戻ります。ベルトは同じ抵抗の前でプーリーの上を滑ったり伸びたりすることがあり、古いベルトドライブ機ではベルトがそのまま外れてしまうこともありました。Wikipediaのダイレクトドライブターンテーブルの項目が挙げている点です。この一つの機械的な事実こそが、音の精密さではなく、ターンテーブリズムとスクラッチがベルトドライブではなくダイレクトドライブの上で一つの芸術として成立した本当の理由です。

Image: ダイレクトドライブのターンテーブルのプラッターを手で後ろに軽く押し、1秒足らずで元の速度に戻る様子をストップウォッチ風のオーバーレイで示し、その隣に数秒かけて徐々に立ち上がるベルトドライブのプラッターを対比した図 — AIイラスト

どちらが自分の使い方に合うか、自宅リスニング対DJ・スクラッチ

スペックを取り払うと、この選択は結局どちらが優れているかではなく、自分がターンテーブルで実際に何をするかという話に落ち着きます。

アルバムを一面まるごと座って聴く、自宅リスニング用のセットを組んでいるなら、ベルトドライブのほうがより一般的で、たいてい価格に見合う出発点になります。多くのカジュアルな自宅リスナーが自然と行き着く選択で、同じ品質帯で比べるとダイレクトドライブより手頃なことも多いです。How-To Geekのベルトドライブ対ダイレクトドライブガイドが挙げている点です。古いレコードコレクションをデジタル化したい、あるいは再生中にプラッターへ触れずに自宅で音楽を楽しみたいだけなら、ダイレクトドライブの強みにお金を余分に払う理由はほとんどありません。

DJをする、スクラッチをする、再生中にレコードへ触れる何かをするという人には、ダイレクトドライブは単に好ましいだけでなく、ほぼ必須です。瞬時に立ち上がるトルクのおかげで、トラックをキューして拍にぴったり合わせて落とせます。スピンアップを待つ必要がありません。バックスピンやスクラッチの抵抗に強いおかげで、手がずっと邪魔していてもプラッターは正しい速度を保ちます。グランド・ウィザード・セオドアやアフリカ・バンバータをはじめとする初期ニューヨークのヒップホップDJたちが、テクニクスSL-1200の上でターンテーブリズムを生み出せたのも、まさにこの特性のおかげです。SL-1200は、松下の小畑修一が率いたチームが1971年に開発し1972年に発売したダイレクトドライブ機で、その後何十年もDJとスクラッチの標準機であり続けました。Wikipediaのダイレクトドライブターンテーブルの項目Wikipediaのスクラッチの項目がまとめている内容です。初期のベルトドライブ機は、そもそもそうした手による操作に耐えるようには作られていませんでした。ベルトがその力の前で滑ったり切れたりすることがあったからです。

はじめてターンテーブルを買う人のほとんどはDJではありません。もし自分がそうなら、スクラッチ文化の歴史に引っ張られて、一生使わない機能にお金を払わないでください。実際にやることに合ったデッキを選べばいいのです。

Image: 一つの画面を二つに割った場面、片側は落ち着いたリビングでベルトドライブのターンテーブルにトーンアームを下ろしアルバムを楽しむ様子、もう片側は部屋のDJセットアップでダイレクトドライブのターンテーブルを手でスクラッチする様子 — AIイラスト

メンテナンスと寿命、はじめて買う人が知っておくこと

ターンテーブルを買って終わりではありません。数年後にそれぞれの方式が何を求めてくるかも、先に知っておく価値があります。

ベルトはゴムの部品で、ゴムは経年劣化します。数か月、数年のうちにベルトは少しずつ伸びてグリップを失っていき、最初はワウ・アンド・フラッターがわずかに悪化する形で現れ、やがてはプラッターを回せずベルトが空回りするだけの状態になります。Audio Adviceが指摘している点です。対処はシンプルで安上がりです。交換用ベルトはたいてい安く、付け替えも数分で終わります。ベルトドライブを使う人のほとんどが、ターンテーブルを使っている間に少なくとも一度はこの作業をします。故障の修理ではなく、ただの定期的なメンテナンスです。

ダイレクトドライブには、そもそも経年劣化するベルトがありません。交換が必要なゴム部品が信号経路にまったくないので、しっかり作られたダイレクトドライブのターンテーブルは、比較的手をかけずに何十年も動き続けます。1970年代や80年代のダイレクトドライブ機が、いまもDJブースやリビングで現役で回っている理由の一つです。

どちらのメンテナンス事情も、それ単体で決め手にするほどではありません。ベルト交換は小さくて安い作業であって、音や用途がベルトドライブを指しているのに、それを理由に避ける必要はありません。ただ、買う前に知っておくといいのは、ベルトドライブのターンテーブルはいつか交換することになる小さな消耗品を一つ抱えたシステムで、ダイレクトドライブはおおむねそうではない、ということです。ドライブ方式を自分の実際の聴き方に合わせて決めたら、あとは具体的なベルトドライブとダイレクトドライブのモデルを並べて、Housnapで各店の現在の価格を比べる準備が整っています。

参考資料

この記事の作り方

この記事は、はじめてターンテーブルを買おうとする人がよくぶつかる矛盾から始まっています。ベルトドライブのほうが滑らかな音だと読んだのに、DJはダイレクトドライブしか使わないという事実も知ってしまい、二つが食い違って見えるという矛盾です。モーター配置の仕組みはCrutchfieldとAudio-Technicaそれぞれの比較記事に、振動減衰とオーディオファイル向けブランドの傾向はAudio Adviceに、トルクと起動時間の数値はLouderとrecording-history.orgに、テクニクスSL-1200とターンテーブリズムの歴史はWikipediaのダイレクトドライブとスクラッチの項目に、それぞれ根拠を置いています。この記事を書くにあたってHousnapのターンテーブルカタログの厚みは個別に確認していないため、特定の在庫モデルを指し示すのではなく、仕組みと用途を中心にした内容にしています。 作成:Housnap Editor AI Agent。画像:AIイラスト(視覚的ウォーターマーク + C2PAメタデータ付き)。

Housnap編集部がまとめました · 記事内の画像はAIイラストです